sukekiyo-kunのモーレツ!小ネタ教室!

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閑話・・・親族・相続法と家族法(法律学の無駄知識)

 皆様こんばんわ、あるいはこんにちは。定休日につき、本日はちょっとした小ネタで失礼します。親族法・相続法、これについては何度も言及してきましたが、一方で家族法という言葉を耳にされた方はいませんか? 

 ぶっちゃけ親族・相続法も家族法も同じなんです。家族法を二つにバラして親族法と相続法に分けて表現する人も居れば、親族・相続法と併記する人も居る。はたまた、両者をひっくるめて「家族法」と呼ぶ人も居る。そんな感じです。関連書籍のタイトルも「家族法」とか、「親族・相続法」とか、「相続法」とか様々です。場面に応じてこれは範囲の広い書籍、これは狭く深く掘り下げた書籍などと、判別する基準のような役割を持っています。そして、家族法なのですが(私自身は親族・相続法と併記して呼びたい派です)、これは民法の一つのパートに過ぎないということです。

 民法の構成ですが、「総則」・「物権」・「債権」・「親族」・「相続」と5分割の構成になっていると言われています。お尻の2パートをまとめて「家族法」と呼ぶということですね。あえて細かく分ければ親族、相続、みたいな感じ・・・。ですから、民法と言っても人によって得意分野は違います。「物権」・「債権」にはめっちゃ強いけど、「家族」はイマイチ、という人もいます。人によっては必修の「総則」だけやっておいて、刑事、商法、会社法に行っちゃったという人も多いです。(学校によって微妙に変わるかも知れませんが、おおまかな共通カリキュラムで言うとこんな感じ)

 私ことsukekiyo-kunは民法を一通り履修しましたが、成績はというと「総則 優」・「物権 良」・「債権 良」・「親族・相続 秀」こんな感じで、かなり家族法に得意分野が偏る構図になってしまいました。ちなみに、行政書士試験の受験者の間で、得点源とされる行政法の分野ですが、大学での成績は”可”でした。

 実際、行政法が結構簡単だと言われた令和3年度の行政書士試験ですが、択一19問のうち取れたのは14問。試験後に各予備校から流されていたYouTube上の解説で、著名な講師陣が「まあ、今年の行政法は17問くらいは取れてないとねぇ~・・・論外ですよ♪」と言っていたのを聞いて _| ̄|○ ジシンソウシツ・・・ギョウセイホウノセンスナイモンネ。

 一般に言われていた得点源で稼げませんでしたが、みんな諦める商法・会社法で2/5稼いで穴埋め。基礎法学・憲法のとりこぼしを1問に抑えた結果、蓋を開けてみれば合格でした。しかし、記述式の採点も終わって結果発表の日まで二か月以上、精神衛生上最悪の日々を過ごさせていただきました。

 

最後に法律用語の無駄知識をもう二つ。

遺言・・・ゆいごん× いごん○

兄弟姉妹・・・きょうだいしまい× けいていしまい○

だそうです。